.prompt()
任意のメッセージ付きで、ユーザーにテキストの入力を促すダイアログを表示します。
文法
result = window.prompt(text, value);
引数 | 説明 |
---|---|
text (任意) |
ユーザーに表示するテキストの文字列を指定します。 この引数は任意であり、ユーザーに対して表示するものが無ければ省略することが出来ます。 |
value (任意) |
value は、テキスト入力フィールド内に表示されるデフォルト値の文字列です。
これは任意の引数です。
Internet Explorer 7と8では、この引数を提供しない場合、
"undefined"の文字列が表示されてしまうことに注意してください。
|
戻り値 | |
result | ユーザーによって入力されたテキストの文字列、またはnullが返されます。 |
例
var sign = prompt("あなたの星座は?");
if (sign.toLowerCase() == "scorpio") {
alert("私も蠍座です!");
}
// promptの呼び出しには、下記のような方法があります。
// ブランクのpromptダイアログ
var sign = window.prompt();
// ブランクのpromptダイアログ
var sign = prompt();
// "Are you feel lucky"テキスト付きのダイアログを表示します。
var sign = window.prompt('Are you feeling lucky');
// "Are you feel lucky"と入力欄のデフォルト値"sure"で、ダイアログを表示します。
var sign = window.prompt('Are you feeling lucky', 'sure');
ユーザーがOKボタンをクリックすると、入力欄に入力されたテキストが返されます。 ユーザーが何もテキストを入力せずにOKをクリックすると、空文字列が返されます。 キャンセルボタンをクリックすると、この関数はnullを返します。
注意事項
promptダイアログは、1行テキストボックス、キャンセルボタン、OKボタンを含み、 ユーザーが入力したテキストを返します。(空の可能性あり)
ダイアログのボックスは、モーダルウインドウです。 ユーザーがダイアログボックスを閉じるまで、残りのプログラムインターフェースにアクセスすることを防ぎます。 こういった理由から、ダイアログボックス(またはモーダルウインドウ)を作成する関数は無闇に使用すべきではありません。
戻り値が文字列であることに注意してください。
これは、時にユーザーによって与えられる値を型変換(cast)する必要があることを意味にします。
例えば、ユーザーの応答が数値である場合、数値への型変換が必要になります。
var aNumber = Number(window.prompt("Type a number", ""));
Mozillaのクロームのコード(例:Firefoxの拡張機能)であれば、代わりにnsIPromptService
メソッドを使用すべきです。
Safariでは、もしユーザーがキャンセルをクリックすると、空文字列が返されます。 そのため、ユーザーがキャンセルしたのか、空文字列でOKボタンを押したのかを識別することが出来ません。
仕様
関連項目
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