固定小数点表記を使用して、数値をフォーマットします。

文法

numObj.toFixed(digits)

引数	説明
digits	小数点の後ろを表す桁数を指定します。 この値は0～20(0と20を含む)を指定することが出来ますが、 実装により任意でその値の範囲を広げてサポートされている可能性もあります。 この引数を省略すると、0として扱われます。
戻り値
	指数表記を使用しないで、小数点の後ろに正確なdigits桁を持った数値を表す文字列を返します。 この数値は必要に応じて丸められます。 また小数部は指定された桁の長さを満たすために、必要に応じて0詰めされます。 1e+21より大きな数値の場合、 このメソッドは単純にNumber.prototype.toString()を呼び出し、 指数表記(toExponential()参照)の文字列を返します。

例外のスロー

RangeError

digitsが少なすぎるか多すぎる場合に発生します。 0～20(0と20を含む)の間であれば、RangeErrorは発生しません。 また実装によっては、より大きな値、より小さな値がサポートされている可能性があります。

TypeError

Numberではないオブジェクト上で、このメソッドが実行された際に発生します。

例

var numObj = 12345.6789;

// "12346"を返します。
// 丸められて小数部が無くなっていることに注意してください。
numObj.toFixed();

// "12345.7"を返します。
// 丸められていることに注意してください。
numObj.toFixed(1);

// "12345.678900"が返ります。
// ゼロ詰めされていることに注意してください。
numObj.toFixed(6);

// "123000000000000000000.00"が返ります。
(1.23e+20).toFixed(2);

// "0.00"が返ります。
(1.23e-10).toFixed(2);

// "2.3"が返ります。
2.34.toFixed(1);

// -2.3が返ります。
// (演算子の優先順位のため、負の数のリテラルは文字列を返しません。)
-2.34.toFixed(1);

// "-2.3"が返ります。
// ((上記からの続き)…丸括弧を使用しなければ)
(-2.34).toFixed(1);

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ

機能	Chrome	Firefox (Gecko)	IE	Opera	Safari
基本	◯	◯	◯	◯	◯

モバイル

機能	Android	Chrome for Android	Firefox Mobile	IE Mobile	Opera Mobile	Safari Mobile
基本	◯	◯	◯	◯	◯	◯

関連項目

• Number.prototype.toExponential()
• Number.prototype.toPrecision()
• Number.prototype.toString()

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