Number.NEGATIVE_INFINITY
負の無限大の値を表すプロパティです。
これは静的なプロパティであるため、Number
オブジェクトを作成する必要はありません。
(Number.NEGATIVE_INFINITY
として使用します。)
Number.NEGATIVE_INFINITYのプロパティ属性 | |
---|---|
書き込み可 | × |
列挙可 | × |
設定可 | × |
説明
Number.NEGATIVE_INFINITYの値は、 グローバルオブジェクトのInfinityプロパティを負の数としたものと同じです。
この値は、数学的な無限大とは微かに異なる振る舞いをします。
- POSITIVE_INFINITYを含む正の数は、 NEGATIVE_INFINITYを掛けると、NEGATIVE_INFINITYになります。
- NEGATIVE_INFINITYを含む負の数は、 NEGATIVE_INFINITYを掛けると、POSITIVE_INFINITYになります。
- 0とNEGATIVE_INFINITYを掛けると、NaNになります。
- NaNとNEGATIVE_INFINITYを掛けると、0になります。
- NEGATIVE_INFINITYをNEGATIVE_INFINITYを除く負の数で割ると、 POSITIVE_INFINITYになります。
- NEGATIVE_INFINITYをPOSITIVE_INFINITYを除く正の数で割ると、NEGATIVE_INFINITYになります。
- NEGATIVE_INFINITYはNEGATIVE_INFINITY、またはPOSITIVE_INFINITYで割ると、 NaNになります。
- 何らかの数値をNEGATIVE_INFINITYで割ると0になります。
Number.NEGATIVE_INFINITYプロパティは、成功時に有限数を返す際の、 エラー条件を示すためのに使用されるかもしれません。 ただし、そのようなケースでは、isFinite()がより適しています。
例
下記の例ではsmallNumber
には、最小の値より小さい値が割り当てられます。
もしこの文が実行されると、smallNumber
は"-Infinity
"の値を持つことになり、
smallNumber
にはより扱いやすい値が設定されます。
var smallNumber = (-Number.MAX_VALUE) * 2
if (smallNumber == Number.NEGATIVE_INFINITY) {
smallNumber = returnFinite();
}
仕様
ブラウザ互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) |
IE | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
機能 | Android | Chrome for Android |
Firefox Mobile |
IE Mobile |
Opera Mobile |
Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
関連項目
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