.open()

書き込み(document.write)のために、ドキュメントをオープンの状態にします。

文法

document.open();

// 下記の例でドキュメントの内容は、
// open()の最初期化によって上書きされます。
document.write("<html><p>remove me</p></html>");
document.open();
// ドキュメントは空です。

注意事項

もし対象にドキュメントが存在する場合、このメソッドはそれをクリアします。(上記の例を参照)

また、ページの読み込み後のdocument.write時に、 自動的にdocument.open()の呼び出しが発生しますが、 これはW3C仕様に定義されていません。

このメソッドをwindow.open()と混同しないでください。 document.openは現在のドキュメントへの上書きまたは追記を許可する一方で、 window.open()は、現在のドキュメントのそのままに、 新しいウインドウを開く手段を提供します。 windowはグローバルオブジェクトであるため、open(...)だけを書いて呼び出すと、 window.open(...)を呼び出したのと同じことになります。

開いたドキュメントは、document.close()を使用することで閉じることが可能です。

Gecko 1.9注意点

Gecko 1.9から、このメソッドは他のプロパティと同様に同一生成元ポリシーの対象となり、 もしドキュメントの供給先を変更すると、動作しなくなります。

Gecko 1.9.2注意点

Gecko 1.9.2からは、document.open()は、スタックされているものから取得する代わりに、 主要(principal)なドキュメント使用するURIを使用します。(翻訳に自信なし) 結果として、wrappedJSObjectを使用したとしても、 Chromeから信頼されていないドキュメントへ、document.write()を呼び出すことは出来なくなりました。(翻訳に自信なし)

principalについての詳細は、 基本的なセキュリティの確認を参照してください。

仕様

DOM Level 2 HTML: open()メソッド

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