splice()メソッドは古い要素の削除しながら、新しい要素を追加することで、配列の内容を変更します。

文法

array.splice(index , howMany[, element1[, ...[, elementN]]])

引数	説明
index	配列の変更を開始するインデックスを指定します。 もし配列のlengthの値より大きい場合、実際の開始インデックスは配列のlengthが設定されます。 負の値の場合、終端から数えたインデックスで開始します。
howMany	削除する古い配列要素の数を指定します。 もしhowManyが0であれば、要素は削除されません。 この場合、新しい要素を少なくとも1つ指定する必要があります。 もし、howManyがindexの開始位置以降の要素の数より大きい場合、 配列の最後までの要素を全て削除します。
element1, ..., elementN	追加する配列を指定します。 ここに要素を指定しなければ、spliceは単に配列から要素を削除するのみになります。
戻り値
	削除された配列が含まれる配列が返ります。 もし1つだけ要素を削除すると、1つの要素を含む配列が返されます。 もし何も配列を削除しなければ、空の配列が返されます。

説明

削除する数とは異なる数の要素を挿入する場合、 その配列は結果的に異なるlengthを持つことになります。

例

spliceの使用例

下記のスクリプトは、spliceの使用方法を示しています。

var myFish = ["angel", "clown", "mandarin", "surgeon"];

//インデックス2番目から、0個の要素を削除し、"drum"を挿入
var removed = myFish.splice(2, 0, "drum");
//myFish  : ["angel", "clown", "drum", "mandarin", "surgeon"]
//removed : []

//インデックス3番目から、1つの要素を削除
removed = myFish.splice(3, 1);
//myFish  : ["angel", "clown", "drum", "surgeon"]
//removed : ["mandarin"]

//インデックス2番目から、1つの要素を削除し、"trumpet"を挿入
removed = myFish.splice(2, 1, "trumpet");
//myFish  : ["angel", "clown", "trumpet", "surgeon"]
//removed : ["drum"]

//インデックス0番目から、2つの要素を削除し、"parrot","anemone","blue"を挿入
removed = myFish.splice(0, 2, "parrot", "anemone", "blue");
//myFish  : ["parrot", "anemone", "blue", "trumpet", "surgeon"]
//removed : ["angel", "clown"]

//インデックス3番目から、2つの要素を削除
removed = myFish.splice(3, Number.MAX_VALUE);
//myFish  : ["parrot", "anemone", "blue"]
//removed : ["trumpet", "surgeon"]

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ

機能	Chrome	Firefox (Gecko)	IE	Opera	Safari
基本	1.0	1.0 (1.7 or earlier)	5.5	◯	◯

モバイル

機能	Android	Chrome for Android	Firefox Mobile	IE Mobile	Opera Mobile	Safari Mobile
基本	◯	◯	◯	◯	◯	◯

関連項目

• push / pop - 配列の末尾から、要素の追加/削除を行います。
• unshift / shift - 配列の先頭から、要素の追加/削除を行います。
• concat - 現在の配列に別の配列と(または)値を連結することで構成される新しい配列を返します。

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