指定された数値オブジェクトを表す文字列を返します。

文法

numObj.toString(radix)

引数	説明
radix	数値を表すのに使用する底を、2～36の整数で指定します。

例外のスロー

RangeError

radix引数が2～36の範囲内では無い場合、RangeErrorがスローされます。

説明

Numberオブジェクトは、ObjectオブジェクトのtoString()メソッドを上書きするため、 Object.prototype.toString()を継承しません。 Numberオブジェクト用に、toString()メソッドは指定されたradixによって表される数値の文字列を返します。

toString()は引数を解析し、指定されたradix(底)により表される文字列を返そうと試みます。 radixが10より大きい場合、アルファベット文字が9より大きい数字を示すのに使用されます。 例えば、16進数(radix - 底が16)であれば、fまでが使用されます。(a:10, b:11, c:12, d:13, e:14, f:15)

radixが指定されない場合は、10とみなされます。

数値が負の数の場合、符号は保持されます。 radixが2の場合であっても、返される文字列は頭にマイナス(-)の符号が付いた正の2進数であり、 2の補数表現ではありません。

例

var count = 10;

print( count.toString() );   // "10"
print( (17).toString() );    // "17"

var x = 6;

print( x.toString(2) );      // "110"
print( (254).toString(16) ); // "fe"


print( (-10).toString(2) );  // "-1010"
print( (-0xff).toString(2) );// "-11111111"

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ

機能	Chrome	Firefox (Gecko)	IE	Opera	Safari
基本	◯	◯	◯	◯	◯

モバイル

機能	Android	Chrome for Android	Firefox Mobile	IE Mobile	Opera Mobile	Safari Mobile
基本	◯	◯	◯	◯	◯	◯

関連項目

• Number.prototype.toFixed()
• Number.prototype.toExponential()
• Number.prototype.toPrecision()

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