ノードのnamespace URIを返します。ノードが名前空間内になければ、nullを返します。(読み取り専用) ノードがdocumentである場合、現在のドキュメントのXML名前空間を返します。

文法

namespace = node.namespaceURI

namespaceは、特定のノードの名前空間URIを表す文字列です。

例

このスニペットは、対象のノードのlocalNameとnamespaceURIが調べられます。 もし、namespaceURIがXUL名前空間を返し、localNameが"browser"を返す場合、 そのノードはXULの<browser/>であることが分かります。

if (node.localName == "browser" &&
    node.namespaceURI == "http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul") {
  // this is a XUL browser
}

注意事項

これはスコープ内に定義された名前空間を基に、名前空間を検索した結果から計算された値ではありません。 ノードの名前空間URIは、ノードが作成された際にフリーズされます。

Firefox 3.5とそれ以前のバージョンでは、HTMLドキュメント内のHTML要素の名前空間URIはnullになります。 それ以降のバージョンではXHTMLとして、 XHTML namespaceのHTML5に準拠します。

ELEMENT_NODEとATTRIBUTE_NODE以外のnodeTypeのノードのnamespaceURIの値は、 常にnullになります。

DOM Level 2のメソッドであるdocument.createElementNSを使用することで、 namespaceURIを指定した要素を作成することが可能です。

XMLでの名前空間では、 属性はそれぞれ、名前空間をその名前空間を割り当てられる要素から継承しません。 もし、属性に明示的に名前空間が与えられなければ、その属性は名前空間を持たないものになります。

DOMは、それ自体が名前空間の検証処理、または強制をすることはありません。 何らかの検証を必要とするのかは、そのDOMアプリケーション次第になります。 特定のノードに関連付けられ、変更することが出来ない名前空間の接頭辞に注意してください。(翻訳に自信なし)

仕様

• DOM Level 2 Core: namespaceURI
• DOM Level 2 Core: XML Namespaces

 Back to top