.getSelection()

https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/Window.getSelection

ユーザーによって選択されたテキストの範囲を表すSelectionを返します。

文法

selection = window.getSelection();

selectionは、Selectionオブジェクトです。空文字列""を追加、または.toStringを使用した、いずれかの方法で文字列に変換した場合、このオブジェクトは選択されたテキストになります。

例

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>getSelectionのデモ</title>
</head>
<body>
<p>
任意の範囲でテキストを選択した状態で、
下記のボタンをクリックしてみてください。
</p>
<input id="btn" type="button" value="getSelection実行" />
<script>
var btn = document.getElementById('btn');
btn.onclick = function(){
    var selObj = window.getSelection();
    alert(selObj);
    var selRange = selObj.getRangeAt(0);
    // selRangeに格納されたRangeを使用して、
    // 何らかの処理を実行することが可能です。
}
</script>
</body>
</html>

注意事項

JavaScriptでは、文字列を除くオブジェクトが関数 (window.alertやdocument.writeのような)に渡されると、そのオブジェクトのtoString()メソッドが呼び出され、その戻り値が関数に渡されます。これは、プロパティとメソッドを持つ本当のオブジェクトの時に、他の関数で文字列として表現させることが可能です。

上記の例では、selObj.toString()がwindow.alertに渡される際に自動的に呼び出されます。ただし、lengthやsubstrのような、 JavaScriptの文字列プロパティまたはメソッドを直接使用しようとすると、それらのプロパティやメソッドが無ければ、結果はエラーとなり、期待する結果を得ることが出来ません。文字列としてSelectionオブジェクトを使用するには、 toStringメソッドを直接呼び出してください。

var selectedText = selObj.toString();

selObjはSelectionオブジェクトです。
selectedTextは文字列です。(選択されているテキスト)

ブラウザ互換性

デスクトップ
機能	Chrome	Firefox (Gecko)	IE	Opera	Safari
基本	◯	◯	9	◯	◯

モバイル
機能	Android	Firefox Mobile	IE Mobile	Opera Mobile	Safari Mobile
基本	?	?	?	?	?

仕様

HTML Editing APIs

.getSelection()

文法

例

注意事項

ブラウザ互換性

仕様

関連項目