.relatedTarget
イベントの二次ターゲットを示します。
relatedTarget
プロパティは、イベントに関連する別の要素があれば、それを見つけるために使用されます。
mouseover
のようなイベントは、特定のターゲット周りを関わらせるだけでなく、
mouseover
イベントの発火が終了する際にターゲットになっているような、
二次的なターゲットも巻き込みます。
イベント
MouseEvent
だけがこのプロパティを持ち、
その値は特定のMouseEvent
にのみ意味があります。
イベント | このイベントでrelatedTargetが担う役割 |
---|---|
focusin | 主ターゲットがフォーカスが移ったことで、フォーカスを失った対象 |
focusout | 主ターゲットがフォーカスを失ったことで、フォーカスを受け取った対象 |
mouseenter | 主ターゲットにポインティングデバイスが入力された時に、 その出発点となった対象 |
mouseleave | 主ターゲットからポインティングデバイスが出て行った際に、 その出て行った先の対象 |
mouseout | 主ターゲットからポインティングデバイスが出て行った際に、 その出て行った先の対象 |
mouseover | 主ターゲットにポインティングデバイスが入力された時に、 その出発点となった対象 |
dragenter | 主ターゲットにポインティングデバイスが入力された時に、 その出発点となった対象 |
dragexit | 主ターゲットからポインティングデバイスが出て行った際に、 その出て行った先の対象 |
例
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
div > div {
height: 128px; width: 128px;
margin-left: 170px;
}
#top { background-color: red; }
#bottom { background-color: blue; }
#outer { margin-top : 50px;}
</style>
</head>
<body>
<div id="outer">
<div id="top"></div>
<div id="bottom"></div>
</div>
<script>
function outListener(event) {
//コンソールログに出力します。
console.log(event.relatedTarget.id + "から、"
+ event.target.id + "へマウスポインタが出て行きました。");
}
function overListener(event) {
//コンソールログに出力します。
console.log(event.relatedTarget.id + "から、"
+ event.target.id + "へマウスポインタが入りました。");
}
function loadListener() {
var top = document.getElementById("top"),
bottom = document.getElementById("bottom");
top.addEventListener("mouseover", overListener);
top.addEventListener("mouseout", outListener);
bottom.addEventListener("mouseover", overListener);
bottom.addEventListener("mouseout", outListener);
}
//初期処理
loadListener();
</script>
</body>
</html>
※コンソールログを確認してみてください。
仕様
DOM Level 2 Events: MouseEvent.relatedTarget
ブラウザ互換性
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