.outerHTML
DOM要素インターフェースのouterHTML属性は、子孫要素を含むその要素が記述されたシリアライズされたHTML断片を取得します。 文字列を与えることでノードの解析が行われ、要素を置き換えることが可能です。
文法
//取得
var content = element.outerHTML;
content
には、element
とその全子孫が記述されたシリアライズされたHTMLコードの断片が返されます。
//設定
element.outerHTML = content;
content
の文字列の内容を解析してノードを生成し、要素の置き換えを行います。
例
要素のouterHTML
プロパティの値を取得します。
// HTML:
// <div id="d"><p>Content</p><p>Further Elaborated</p></div>
d = document.getElementById("d");
dump(d.outerHTML);
// '<div id="d"><p>Content</p><p>Further Elaborated</p></div>'
// がコンソールウインドウに表示されます。
outerHTMLに設定した値にノードを入れ替えます。
// HTML:
// <div id="container"><div id="d">This is a div.</div></div>
container = document.getElementById("container");
d = document.getElementById("d");
console.log(container.firstChild.nodeName); //"DIV"を出力
d.outerHTML = "<p>This paragraph replaced the original div.</p>";
console.log(container.firstChild.nodeName); //"P"を出力
// #dのDIVは、DOMツリー上には既に無く、
// 新しいP要素と入れ替わった
注意事項
もし、element
がdocumentルートのノードの場合、このouterHTMLプロパティに設定をしようとすると、
NO_MODIFICATION_ALLOWED_ERR
コード付きのDOMExceptionエラーが発生します。
// DOMExceptionエラーがスローされます
document.documentElement.outerHTML = "test";
また、document内でouterHTMLプロパティを設定することで要素が置換されても、 その要素を参照していた場合、置換後も元の要素を参照し続けます。
var p = document.getElementsByTagName("p")[0];
console.log(p.nodeName); // "P"を表示
p.outerHTML = "<div>このdivはp(段落)と置き換えられました。</div>";
console.log(p.nodeName); // まだ、"P"を表示
関連項目
ブラウザ互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) |
IE | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本 | 0.2 | 11 (11) | 4.0 | 7 | 1.3 |
機能 | Android | Firefox Mobile |
IE Mobile |
Opera Mobile |
Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | 11.0 (11) | ◯ | ◯ | ◯ |
仕様
- MSDN: outerHTML property
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