.button

イベント発生源であるマウスボタン

文法

event.button

var buttonCode = event.button;

このプロパティは、ボタンの変更された状態を示す数値を返します。

0
標準クリックです。 通常、右利き用のマウスであれば左ボタン、左利き用のマウスであれば右ボタンになります。
1
真ん中のボタンのクリックです。 これは通常、スクロールホイールボタンのクリックになります。
2
右ボタンです。 通常、右利き用のマウスであれば右クリック、左利き用のマウスであれば左クリックになります。

注意: バージョン9より前のInternet Explorerは、この取り決めに準拠していません。 詳細は、QuirksModeを参照してください。

ボタンの順番は、ポインティングデバイス(マウスやタッチパネル等のこと)が設定された方法によって、異なる可能性があります。

<script>
var whichButton = function (e) {
    // 異なるイベントモデルを扱います
    var e = e || window.event;
    var btnCode;

    if ('object' === typeof e) {
        btnCode = e.button;

        switch (btnCode) {
            case 0:
                alert('Left button clicked.');
            break;
            case 1:
                alert('Middle button clicked.');
            break;
            case 2:
                alert('Right button clicked.');
            break;
            default:
                alert('Unexpected code: ' + btnCode);
        }
    }
}
</script>

<button onmouseup="whichButton(event);" oncontextmenu="event.preventDefault();">Click with mouse...</button>

注意事項

マウスクリックは、頻繁にユーザーインターフェースによって横取りされることがあるため、 状況によっては、標準のマウスクリック(通常は左ボタン)以外のボタン操作は、 検出が困難なことがあるかもしれません。

ユーザーがポインティングデバイスのボタン設定を変更している可能性があるため、 イベントのボタンのプロパティが0であっても、それがデバイスの物理的に左端にあるボタンによって発生したものでは無いかもしれません。 ただし、それでも標準のボタンレイアウトで左ボタンが押されたように振る舞う必要があるのかもしれません。

仕様

DOM 2 Events Specification: button

ブラウザ互換性

Jan Wolter氏のJavascript Madness: Mouse Eventsを基に作成。

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