.onbeforeunload
このイベントは、windowがアンロード(unload)しようとする際に発火されます。 この時、documentはまだ見える状態であり、このイベントをキャンセルすることが出来ます。
文法
window.onbeforeunload = funcRef;
-
funcRef
には、関数の参照または関数式を指定します。 -
その関数は、Eventオブジェクトの
returnValue
プロパティに文字列を割り当て、 それと同じ文字列を返す必要があります。 (訳注: 後述する例にあるように、returnValueプロパティに明示的に文字列を割り当てる必要は無さそうです。 また、この文字列がページがアンロードする際の確認ダイアログに表示される文字列になります。) -
Firefox4とそれ以降では、返される文字列はユーザーに対して表示されないことに注意してください。 その代わりにFirefoxは下記の文字列を表示します。
bug 588292を参照。 (訳注: セキュリティの観点から、Firefoxでは敢えてサイト側でメッセージ指定を出来ないようにしている気がします…)
例
window.onbeforeunload = function(e) {
return 'ダイアログに表示されるテキストをここに書きます。';
};
//※訳注)Firefox 4以降では、Firefox側で用意されているテキストを表示することしか出来ません。
注意事項
このイベントの戻り値が無い場合、 ユーザーにページアンロードの確認を促すダイアログを表示します。 また、ほとんどのブラウザでは、このイベントの戻り値は、 このダイアログ内に表示されます。
HTML5仕様は、2011年5月25日以降、window.showModalDialog()、 window.alert()、 window.confirm()、 window.prompt()メソッドは、 このイベント中に無視される可能性があるとしています。
このイベントは、window.addEventListener()と、 beforeunload eventを通して扱うことが可能であり、またそうすべきです。 詳細なドキュメントは、各リンク先を参照してください。
ブラウザ互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) |
IE | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本 | 1 | 1 | 4 | 12 | 3 |
機能 | Android | Firefox Mobile |
IE Mobile |
Opera Mobile |
Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|
基本 | ? | ? | ? | ? | ? |
仕様
このイベントは元々MicrosoftのInternet Explorer 4で導入され、 HTML5仕様で標準化されました。
関連項目
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