.target
イベントオブジェクト上でのこのプロパティは、イベントが送られたオブジェクトを示します。 これはイベントのバブリング、またはキャプチャリングのフェーズでイベントハンドラが呼び出された際に、 event.currentTargetとは異なります。 (イベントのフェーズについて)
文法
event.target
例
event.target
プロパティは、イベントの委任を実装するのに使用することが可能です。
// HTMLのul要素のインスタンスを含む'list'変数があると仮定します。
function hide(e){
// marginによってlist項目が分断されなければ、
// e.targetはe.currentTargetとは異なるべきです。
e.target.style.visibility = 'hidden';
}
list.addEventListener('click', hide, false);
// 要素(インスタンスのli要素、またはli要素内のaリンク要素)がクリックされると、
// それが非表示になります。
// これを行うには、単一のリスナーだけを必要とします。
ブラウザ互換性
IE6~8でのイベントモデルはこれとは異なり、
イベントリスナーは、非標準のelement.attachEventメソッドを使用して割り当てられます。
このモデルでは、イベントオブジェクトはイベントハンドラの関数へ引数として渡されず、
window.event
オブジェクトへ渡されます。
このオブジェクトにはsrcElement
プロパティがあり、
これはevent.target
と同じ性質を持ちます。
仕様
DOM Level 2 Events: Event.target
関連項目
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