.indexOf()
呼び出された文字列オブジェクト上で、fromIndex
から検索を開始して、
指定された値が最初に見つかった位置のインデックスを返します。
もし値が見つからなければ、-1
を返します。
文法
str.indexOf(searchValue[, fromIndex])
引数 | 説明 |
---|---|
searchValue | 検索する文字列を指定します。 |
fromIndex |
呼び出された文字列の検索を開始する位置を指定します。
整数を指定することが可能で、デフォルトは0になります。
0より小さい値が渡された場合、
文字列全体が検索されます。(0を渡したのと同じになります。)
もし、文字列の長さ(str.length)より大きな値が渡された場合、-1が返されます。
ただし、searchValue が空文字の場合は、str.length が返されます。
|
説明
文字列内の文字は、左から右へインデックスされます。
最初の文字のインデックスは0であり、
最後の文字のインデックスは呼び出し元の文字がstringName
だとすると、
stringName.length - 1
になります。
"Blue Whale".indexOf("Blue"); // 0
"Blue Whale".indexOf("Blute"); // -1 (見つからない)
"Blue Whale".indexOf("Whale", 0); // 5
"Blue Whale".indexOf("Whale", 5); // 5
"Blue Whale".indexOf("", 9); // 9
"Blue Whale".indexOf("", 10); // 10
"Blue Whale".indexOf("", 11); // 10
大文字・小文字の区別
indexOf
メソッドは、大文字・小文字の区別を行います。
例えば、下記の式は-1を返します。
"Blue Whale".indexOf("blue") // -1
文字列の存在確認時の注意
'0'はtrue
で評価されず、'-1'はfalse
で評価されないことに注意してください。
そのため、指定した文字列の存在確認では、下記のように正しい方法で判定するようにしてください。
"Blue Whale".indexOf("Blue") != -1; // true(Blueは存在する)
"Blue Whale".indexOf("Bloe") != -1; // false(Bloeは存在しない)
例
indexOfとlastIndexOfの使用例
下記の例は、indexOfとlastIndexOfを使用して、 "Brave new world"文字列内での位置を特定しています。
var anyString = "Brave new world";
console.log("先頭から検索して最初にwが見つかるのは、" + anyString.indexOf("w"));
// 8を出力
console.log("末尾から検索して最初にwが見つかるのは、" + anyString.lastIndexOf("w"));
// 10を出力(2つ目のworldのwのインデックス番号は10)
console.log("先頭から検索して最初に'new'が見つかるのは、" + anyString.indexOf("new"));
// 6を出力
console.log("末尾から検索して最初に'new'が見つかるのは、" + anyString.lastIndexOf("new"));
// 6を出力
例: indexOfと大文字・小文字の区別
下記の例では、2つの文字列の変数を定義しています。
変数は、2つ目の文字列が大文字を含むことを除き、同じ文字列を含んでいます。
1つ目のメソッドでは、19が出力されます。
ただし、indexOfメソッドは大文字・小文字が区別されるため、
"cheddar"がmyCapString
変数内では見つからず、
2つ目のメソッドでは-1(見つからない)が出力されます。
var myString = "brie, pepper jack, cheddar";
var myCapString = "Brie, Pepper Jack, Cheddar";
console.log('myString.indexOf("cheddar") is ' + myString.indexOf("cheddar"));
// 19を出力
console.log('myCapString.indexOf("cheddar") is ' + myCapString.indexOf("cheddar"));
// -1を出力
例: indexOfを使用して、文字列内に存在する文字の数をカウント
下記は、文字列str
内に、文字x
がいくつ存在するかをcount
変数に代入する例になります。
count = 0;
pos = str.indexOf("x");
while ( pos != -1 ) {
count++;
pos = str.indexOf("x", pos + 1);
}
仕様
ブラウザ互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) |
IE | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
機能 | Android | Chrome for Android |
Firefox Mobile |
IE Mobile |
Opera Mobile |
Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
関連項目
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