オブジェクトが封印(sealed)されているか否かを調べます。

文法

Object.isSealed(obj)

オブジェクトが封印(sealed)されていれば、trueを返し、そうでなければfalseを返します。 拡張不可であり、 全てのプロパティが設定不可であり、そのため削除不可であれば、 オブジェクトは封印(sealed)されていることになります。 (ただし、書き込み不可は必須ではありません。)

例

// オブジェクトはデフォルトでは封印されていません。
var empty = {};
assert(Object.isSealed(empty) === false);

// 空のオブジェクトを拡張不可にすることは、
// 無意味な封印をすることになります。
Object.preventExtensions(empty);
assert(Object.isSealed(empty) === true);

// 空では無いオブジェクトの場合、
// 全てのプロパティを設定不可にしなければ、
// 上記と同じ結果にはなりません。
var hasProp = { fee: "fie foe fum" };
Object.preventExtensions(hasProp);
assert(Object.isSealed(hasProp) === false);

// 全てのプロパティを設定不可にすれば、
// オブジェクトは封印されます。
Object.defineProperty(hasProp, "fee", { configurable: false });
assert(Object.isSealed(hasProp) === true);

// オブジェクトを封印する最も簡単な方法は、
// 当然Object.sealを使用することです。
var sealed = {};
Object.seal(sealed);
assert(Object.isSealed(sealed) === true);

// 封印されたオブジェクトは、
// デフォルトで拡張不可になります。
assert(Object.isExtensible(sealed) === false);

// 封印されているオブジェクトは、
// 凍結(frozen)されている可能性がありますが、
// 必ずそうであるとは限りません。
assert(Object.isFrozen(sealed) === true); // 全てのプロパティの書き込みも不可であればtrue

var s2 = Object.seal({ p: 3 });
assert(Object.isFrozen(s2) === false); // "p"はまだ書き込み可

var s3 = Object.seal({ get p() { return 0; } });
assert(Object.isFrozen(s3) === true); // only configurability matters for accessor properties

仕様

ブラウザ互換性

Based on Kangax's compat table.

関連項目

• Object.freeze()
• Object.preventExtensions()
• Object.isExtensible()
• Object.seal()
• Object.isFrozen()

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