.charCodeAt()
指定されたインデックスの文字のUnicode値の数値を返します。(コード位置が > 0x10000のUnicodeを除きます。)
文法
str.charCodeAt(index)
引数 | 説明 |
---|---|
index | 0以上で、文字列の長さより小さい数値を指定します。 もし、数値で無ければデフォルトの0が割り当てられます。 |
Unicodeのコードポイント範囲は、0から1,114,111です。 最初の128のUnicodeコードポイントは、そのままASCII文字エンコードとマッチします。 詳しい情報については、JavaScriptガイドを参照してください。
charCodeAt
は常に65,536より小さな値を返す事に注意してください。
これは、高いコードポイントは実際の文字を構成するのに使用される"サロゲート"の擬似文字のペアによって表されるためです。
このため、65,536個の値から個々の完全な文字を調べる、または再生成するには、
charCodeAt(i)だけでは無くcharCodeAt(i+1)も必要になります。(2文字によって1文字を表現します)
後述する2つ目と3つ目の例を参照してください。
指定されたindexが0以上ではない、または文字列の長さ以上である場合、 charCodeAtはNaNを返します。
後方互換性: 古いバージョン(JavaScript 1.2等)のcharCodeAtメソッドは、 指定されたインデックスの文字をISO-Latin-1のコードセットで示した数値を返します。 ISO-Latin-1のコードセットの範囲は0~255です。 始めの1~127は、そのままASCII文字セットにマッチします。
例
charCodeAtの使用例
下記の例は65を返します。これはUnicodeでAを表します。
"ABC".charCodeAt(0) // 65を返します。
例: charCodeAtを非BMP(non-Basic-Multilingual-Plane(基本多言語面))文字を扱えるように改良(先に非BMPがあるか分からないケースで)
これは、forループ時に指定したindex位置よりも前に、 非BMP文字が存在するかもしれないようなケースで使用することが可能です。
function fixedCharCodeAt (str, idx) {
// 例: fixedCharCodeAt ('\uD800\uDC00', 0); // 65536
// 例: fixedCharCodeAt ('\uD800\uDC00', 1); // false
idx = idx || 0;
var code = str.charCodeAt(idx);
var hi, low;
// 上位サロゲート
// (単一の文字として上位プライベート(?)サロゲートを扱うために、
// 後ろの16進数を0xDB7Fに変えます。
if (0xD800 <= code && code <= 0xDBFF) {
hi = code;
low = str.charCodeAt(idx+1);
if (isNaN(low)) {
// fixedCharCodeAt()内の下位サロゲートが、上位サロゲートの後ろに続いていません。
throw 'High surrogate not followed by low surrogate in fixedCharCodeAt()';
}
return ((hi - 0xD800) * 0x400) + (low - 0xDC00) + 0x10000;
}
//下位サロゲート
if (0xDC00 <= code && code <= 0xDFFF) {
// 既に上記の上位サロゲートは処理されているはずなので、
// falseを返すことでこの繰り返し処理をスキップ出来るようにします。
return false;
/*
hi = str.charCodeAt(idx-1);
low = code;
return ((hi - 0xD800) * 0x400) + (low - 0xDC00) + 0x10000;
*/
}
return code;
}
例: charCodeAtを非BMP(non-Basic-Multilingual-Plane(基本多言語面))文字を扱えるように改良(先に非BMPがあるか分かっているケースで)
function knownCharCodeAt (str, idx) {
str += '';
var code,
end = str.length;
var surrogatePairs = /[\uD800-\uDBFF][\uDC00-\uDFFF]/g;
while ((surrogatePairs.exec(str)) != null) {
var li = surrogatePairs.lastIndex;
if (li - 2 < idx) {
idx++;
}
else {
break;
}
}
if (idx >= end || idx < 0) {
return NaN;
}
code = str.charCodeAt(idx);
var hi, low;
if (0xD800 <= code && code <= 0xDBFF) {
hi = code;
low = str.charCodeAt(idx+1);
// 1つの文字はサロゲートペアの一部であるため、もう一歩踏み込みます。
return ((hi - 0xD800) * 0x400) + (low - 0xDC00) + 0x10000;
}
return code;
}
仕様
ブラウザ互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) |
IE | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
機能 | Android | Chrome for Android |
Firefox Mobile |
IE Mobile |
Opera Mobile |
Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
関連項目
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