指定されたパラメータ付きの関数を宣言します。 またFunctionコンストラクタ、 function式を使用して関数を宣言することも可能です。

文法

function name([param,[, param,[..., param]]]) {
[statements]
}

引数	説明
name	関数名を指定します。
param	関数へ渡される引数の名前を指定します。 関数は255個までの引数を持つことが可能です。
statements	関数の本文を構成する文です。

説明

関数宣言を使用して作成された関数は、Functionオブジェクトであり、 全てのプロパティ、メソッド、Functionオブジェクトの振る舞いを持ちます。 関数の詳細な情報については、Functionを参照してください。

また、関数は式を使用して作成することも可能です。(function式を参照)

デフォルトでは、関数はundefinedを返します。 その他の値を返すには、関数は返す値を指定するreturn式を持つ必要があります。

条件による関数の作成

関数は条件による宣言が可能で、 これを行うためにif文の中に関数の宣言を書くことが出来ます。 幾つかの関数は、そのような条件付きの宣言を条件の無い宣言のように扱い、 条件がtrueでもfalseでも関数を作成します。 そのため、これらは使用すべきではありません。

訳注: これが問題になるのは、この"関数の宣言による文"のことのみであり、 式(var func = function(){…};の形式)の使用であれば、問題無いと思われます。

関数定義の事前の取り込みについて

JavaScriptでの関数宣言は関数の定義が先に取り込まれるため、 その関数の宣言より先にその関数を使用することが出来ます。

hoisted(); // "foo"を出力

function hoisted() {
  console.log("foo");
}

下記の例では、function式の場合は先に取り込まれないことに注目してください。

//下記のようなエラーメッセージが表示されて、ここでは使用出来ない
notHoisted(); // TypeError: notHoisted is not a function

var notHoisted = function() {
   console.log("bar");
};

例

関数の使用例

下記は、商品a、b、cのそれぞれ売れた数を引数として与えた際に、 売上(sales)の総計を返す関数の宣言の例になります。

function calc_sales(units_a, units_b, units_c) {
   return units_a*79 + units_b * 129 + units_c * 699;
}

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ

機能	Chrome	Firefox (Gecko)	IE	Opera	Safari
基本	◯	◯	◯	◯	◯

モバイル

機能	Android	Chrome for Android	Firefox Mobile	IE Mobile	Opera Mobile	Safari Mobile
基本	◯	◯	◯	◯	◯	◯

関連項目

• Functions and function scope
• Function
• function式

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