.getAttributeNS()
getAttributeNSは、指定された名前空間(namespace)と名前から、属性の文字列値を返します。 指定された名前の属性が存在しない場合、返される値はnullまはた""(空文字列)になります。 詳細は後述する注意事項を参照してください。
文法
attrVal = element.getAttributeNS(namespace, name)
引数 | 説明 |
---|---|
namespace | 指定された属性を探す名前空間(namespace)を指定します。 |
name | 対象となる属性の名前を指定します。 |
戻り値 | |
attrVal | 指定された属性の文字列値が返ります。 その属性が存在しない場合は、nullが返ります。 |
DOM仕様の以前のバージョンでは、このメソッドは存在しない属性に対しては空文字列を返すとしていましたが、 一般的な実装では無いといった理由から、nullを返すように変更されました。 DOM4仕様では、存在しない属性に対してはこのメソッドはnullを返すべきと明言されています。
例
var div1 = document.getElementById("div1");
var a = div1.getAttributeNS("www.mozilla.org/ns/specialspace/",
"special-align");
alert(a); // このdivのalign値を表示します。
注意事項
getAttributeNS()
は、属性だけでなく特定の名前空間の一部としてそれを指定可能である点が、
getAttribute()と異なります。
上記の例では、架空のMozilla上の"specialspace"名前空間の一部として、属性の指定を行っています。
DOM4より前の仕様では、このメソッドは存在しない属性に対してnullではなく、空文字列を返すとされていました。
ただし、ほとんどのブラウザは代わりにnullを返しており、
DOM4からは、この仕様はnullを返すように明言されています。
ただし、一部の古いブラウザでは空文字列を返します。
そのため、特定の要素上で存在しないかもしれない可能性のある属性の判定には、
getAttributeNS()
では無く、
hasAttributeNS()を使用してください。
注意事項
ブラウザ互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) |
IE | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
機能 | Android | Chrome for Android |
Firefox Mobile |
IE Mobile |
Opera Mobile |
Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
仕様
関連項目
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