.lastIndexOf()
lastIndexOf()メソッドは、与えられた要素が配列内で見つかった最後のインデックス番号を返し、見つからなければ-1を返します。配列はfromIndexが逆向きに検索されます。
文法
array.lastIndexOf(searchElement[, fromIndex])
引数 | 説明 |
---|---|
searchElement | 配列内を検索する要素を指定します。 |
fromIndex | 逆向きに検索を開始するインデックス番号を指定します。 デフォルトは配列のlengthとなり、配列全体が検索されます。 もしインデックスが配列のlengthと同じ、またはそれ以上であれば、配列全体が検索されます。 負の値であれば、配列の終端からカウントした場所になります。 インデックスが負の値である場合でも、配列は後ろから前の方向へ検索されることに注意してください。 もしインデックスが0より小さい場合、-1が返され、配列は検索されません。 |
説明
lastIndexOf
はsearchElement
を配列の要素と、厳格な等価によって比較します。
(===
、トリプルイコール演算子)
例
例: lastIndexOfの使用について
下記の例では、lastIndexOf
を使用して配列の値を探しています。
var array = [2, 5, 9, 2];
var index = array.lastIndexOf(2);
//結果 3
index = array.lastIndexOf(7);
//結果 -1
index = array.lastIndexOf(2, 3);
//結果 3
index = array.lastIndexOf(2, 2);
//結果 0
index = array.lastIndexOf(2, -2);
//結果 0
index = array.lastIndexOf(2, -1);
//結果 3
例: ある特定の要素を全て検索
下記の例はlastIndexOf
を使用して、与えられた配列の要素のインデックスを全て見つけ、
それを別の配列にpushを使用して追加しています。
var indices = [];
var idx = array.lastIndexOf(element);
while (idx != -1) {
indices.push(idx);
idx = (idx > 0 ? array.lastIndexOf(element, idx - 1) : -1);
}
配列の最初の要素である場合、
要素は常にfromIndex
パラメーターに関係なく検索されるため、
ここではidx == 0
の場合と別々に扱わなければならないことに注意してください。
これは、indexOfメソッドとは異なります。
Polyfill
lastIndexOf
は5thエディションのECMA-262標準で追加されたため、
他の標準実装では提供されていないかもしれません。
この解決策として、あなたのスクリプトが始まる前に下記のコードを挿入することで、
ネイティブにサポートされていない場合に、lastIndexOf
が使用出来るようになります。
このアルゴリズムは5thエディションのECMA-262標準の仕様と一致するもので、
Object
、TypeError
、Number
、
Math.floor
、Math.abs
、Math.min
は、
それらの元の値であるとみなします。(翻訳に自信なし)
if (!Array.prototype.lastIndexOf) {
Array.prototype.lastIndexOf = function(searchElement /*, fromIndex*/) {
'use strict';
if (this === void 0 || this === null) {
throw new TypeError();
}
var n, k,
t = Object(this),
len = t.length >>> 0;
if (len === 0) {
return -1;
}
n = len - 1;
if (arguments.length > 1) {
n = Number(arguments[1]);
if (n != n) {
n = 0;
}
else if (n != 0 && n != (1 / 0) && n != -(1 / 0)) {
n = (n > 0 || -1) * Math.floor(Math.abs(n));
}
}
for (k = n >= 0
? Math.min(n, len - 1)
: len - Math.abs(n); k >= 0; k--) {
if (k in t && t[k] === searchElement) {
return k;
}
}
return -1;
};
}
また、この実装は、FirefoxとSpiderMonkeyのJavaScriptエンジンとの幾つかの極端なケースを含んだ、 完全な互換性を目的としていることに注意してください。 実際のアプリケーショでこれを使用することを考えている場合、 それらのケースを無視するのであれば、より簡単な計算で問題ないかもしれません。
仕様
ブラウザ互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) |
IE | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | 9 | ◯ | ◯ |
機能 | Android | Chrome for Android |
Firefox Mobile |
IE Mobile |
Opera Mobile |
Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|---|
基本 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
関連項目
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