空文

JavaScriptの文法が何か1つの処理文を期待する際に、何の処理も提供しないようにする場合に使用されます。

文法

;

空文とは、たとえJavaScript文法が何か1つの処理文があることを期待しているとしても、 何の処理も実行しない文を示すセミコロン(;)の事を言います。 反対に、JavaScriptが1つの文しか許可しないが複数の文が必要な箇所には、 幾つかの文を1つにまとめるブロック文を使用することが可能です。

空文は、時々繰り返し文に使用されます。 下記は、空の繰り返し文の例になります。

var arr = [1, 2, 3];

// 全ての配列の値に0を割り当てます。
for (i = 0; i < arr.length; arr[i++] = 0) /* 空文 */ ;

console.log(arr)
// [0, 0, 0]

注意: 通常のセミコロンと明確に見分けがつけられないことから、 空行を故意に使用する際に、コメントを入れることは良い慣習と言えます。 下記のは、おそらく故意の空行では無いケースの例になります。

if (condition);       // このifは何もしない事に注意!
   killTheUniverse()  // そのため、この行は必ず実行されます。

別の例に、中括弧({})を使用しないif...else文があります。 もしthreeがtrueの場合は何もせず、 fourの実行文、elseの場合のlaunchRocket()関数も実行されません。

if (one)
  doOne();
else if (two)
  doTwo();
else if (three)
  ; // ここでは何もしない
else if (four)
  doFour();
else
  launchRocket();

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ
機能 Chrome Firefox
(Gecko)
IE Opera Safari
基本
モバイル
機能 Android Chrome for
Android
Firefox
Mobile
IE
Mobile
Opera
Mobile
Safari
Mobile
基本

関連項目

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