このメソッドは文字列をJSONとして解析し、解析によって任意で値に変換します。

文法

JSON.parse(text[, reviver])

引数	説明
text	JSONとして解析する文字列を指定します。 JSONの文法の説明については、JSONオブジェクトを参照してください。
reviver	任意 事前に解析によって生成された元の値を変換する関数を指定することで、値が返される前にその処理を実行します。
戻り値
	指定したJSONテキストに応じたオブジェクトが返されます。

文字列が不正なJSONであった場合、SyntaxErrorがスローされます。

例

JSON.parse()の使用例

JSON.parse('{}');              // {}
JSON.parse('true');            // true
JSON.parse('"foo"');           // "foo"
JSON.parse('[1, 5, "false"]'); // [1, 5, "false"]
JSON.parse('null');            // null

reviverパラメーターの使用例

reviverが指定された場合、解析された値が返される前に、その値の変換を行います。 特に解析された値とその全てのプロパティ(先頭の最も深い階層のプロパティから、元の値自身へと向かう順で処理されます)は、 reviverを通して個別に実行されます。 この時、プロパティ名の文字列とプロパティの値が引数として、 thisとして処理されているプロパティを含むオブジェクト上で呼ば出されます。(翻訳に自信なし) もし、reviver関数がundefined(または、関数が値を返さないで終了するような、"値無し"の状態)を返す場合、 そのプロパティはオブジェクトから削除されます。 そうでなければ、戻り値がそのプロパティに再定義されます。

reviverは最終的には最上位階層の値が空文字列のキーと共に呼び出しが行われ、 この最上位階層の値を変換することが出来ます。 ここで適切な処理を行って下さい。 通常は提供された値をそのまま返します。 もし、そうしなければJSON.parseはundefinedを返してしまいます。

JSON.parse('{"p": 5}', function (k, v) {
    if(k === "") return v;     // 最上位階層の値の場合。
    return v * 2;              // それ以外は、v * 2を返します。
});                            // 結果　{ p: 10 }

JSON.parse('{"1": 1, "2": 2, "3": {"4": 4, "5": {"6": 6}}}', function (k, v) {
    console.log(k);            // 処理中のプロパティ名をログ出力。最後は""になります。
    return v;                  // プロパティの値は変更せずに返します。
});

// 1
// 2
// 4
// 6
// 5
// 3
// ""

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ

機能	Chrome	Firefox (Gecko)	IE	Opera	Safari
基本	◯	3.5 (1.9.1)	8.0	10.5	4.0

モバイル

機能	Android	Chrome for Android	Firefox Mobile	IE Mobile	Opera Mobile	Safari Mobile
基本	◯	◯	1.0 (1.0)	◯	◯	◯

関連項目

• Using native JSON

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