ノード (Node)

Node(ノード)は複数のDOMのタイプから継承されるインターフェースであり、 様々なタイプのDOMを同様に扱う(または検証)ことを可能にしてくれます。

下記のインターフェースは、Nodeからそのメソッドとプロパティを全て継承しています。

これらのインタフェースは、メソッドとプロパティが関連していない特定の状況でnullを返すことがあります。 例えば、子を持つことが出来ないNodeのタイプに子を追加する際に、例外がスローされるかもしれません。

ブラウザの全ての子ノード

下記の関数はノードの全ての子ノードを再帰的に巡り、その子ノード上(親ノード自身上でも)でコールバック関数を実行します。

function DOMComb (oParent, oCallback) {
  if (oParent.hasChildNodes()) {
    for (var oNode = oParent.firstChild; oNode; oNode = oNode.nextSibling) {
      DOMComb(oNode, oCallback);
    }
  }
  oCallback.call(oParent);
}

文法

DOMComb(parentNode, callbackFunction);

説明

親ノード(parentNode)の全ての子ノードと、その親ノード自身が、 それぞれのオブジェクト上でcallbackFunctionを実行します。

引数 説明
parentNode

型:Node

親ノードを指定します。

callbackFunction

型:Function

コールバック関数を指定します。

使用例

下記の例は、bodyのテキスト内容をconsole.logに送ります。

function printContent () {
  if (this.nodeValue) { console.log(this.nodeValue); }
}

onload = function () {
  DOMComb(document.body, printContent);
};

プロパティ、メソッド

  • プロパティ

  • .attributes

    .attributesは、指定されたノードに登録されている全てのノード属性のコレクションです。

  • .baseURI

    ノードの絶対base URLを返します。

  • .childNodes

    要素の子ノードのコレクションを返します。

  • .firstChild

    ツリー上での、ノードの最初の子要素を返します。ノードが子を持たなければnullが返ります。

  • .lastChild

    ノードの最後の子要素を返します。

  • .localName

    ノードの修飾名のローカル部分を返します。

  • .namespaceURI

    ノードのnamespace URIを返します。ノードが名前空間内になければ、nullを返します。(読み取り専用)

  • .nextSibling

    指定したノードのすぐ後に続くノードを返します。

  • .nodeName

    現ノードの名前を文字列として返します。

  • .nodeType

    ノードのタイプを表すコードの数値を返します。読み取り専用です。

  • .nodeValue

    現在のノードの値を返すか、または設定を行います。

  • .ownerDocument

    ownerDocumentプロパティは、このノードの最上位階層のdocumentオブジェクトを返します。

  • .parentElement

    DOMノードの親要素(Element)を返します。ノードが親を持たない、またはその親がDOM要素(Element)で無ければ、nullを返します。

  • .parentNode

    指定したノードのDOMツリー上での親を返します。

  • .previousSibling

    指定したノードのすぐ前にあるノードを返します。

  • .textContent

    ノードとその子孫のテキスト内容を取得、または設定します。

  • メソッド

  • .appendChild()

    指定した要素の子ノードのリストの最後に、ノードを挿入します。

  • .cloneNode()

    このメソッドを呼んだノードの複製を返します。

  • .compareDocumentPosition()

    現在のノードの位置と、他のドキュメントの内の別のノードとの位置を比較します。

  • .contains()

    指定されたノードが、あるノードの子孫であるか否かを指し示します。

  • .hasAttributes()

    hasAttributesは、現在の要素が属性を持つ持たないを、trueまたはfalseの真偽値で返します。

  • .hasChildNodes()

    hasChildNodesは、現在のノードが子ノードを持つ、持たないの真偽値を返します。

  • .insertBefore()

    第2引数のノードの前に、第1引数のノードを挿入します。

  • .isDefaultNamespace()

    isDefaultNamespaceは名前空間URIを引数として受け取り、名前空間が指定されたノード上のデフォルトの名前空間であればtrueを返し、そうでなければfalseを返します。

  • .isEqualNode()

    2つのノードが等しいかを調べます。

  • .lookupNamespaceURI()

    接頭辞(prefix)を受け取り、指定されたノードに関連付くnamespaceURIが見つかればそれを返します。(見つからなければnull)

  • .lookupPrefix()

    指定されたnamespaceURIの接頭辞(prefix)を返し、無ければnullを返します。

  • .normalize()

    特定のノードと、そのサブツリー全てを"標準"(normalized)形式にします。

  • .removeChild()

    DOMから子ノードを削除し、その削除されたノードが返されます。

  • .replaceChild()

    特定の要素の子ノードを、別の要素と置き換えます。

  • プロパティ(ParentNode)

  • .childElementCount

    指定された要素の子要素の数を整数型で返します。読み取り専用のプロパティです。

  • .children

    指定された要素の子要素のコレクション(HTMLCollection)を返します。読み取り専用のプロパティです。

  • .firstElementChild

    オブジェクトの最初の子要素を返します。もし子要素が存在しなければnullを返します。読み取り専用のプロパティです。

  • .lastElementChild

    オブジェクトの最後の子要素を返します。もし子要素が存在しなければnullを返します。読み取り専用のプロパティです。

  • プロパティ(ChildNode)

  • .nextElementSibling

    指定した要素の親の子(兄弟)のリスト内で、すぐ次に続く要素を返します。もし、指定した要素がリスト内で最後の要素であればnullを返します。読み取り専用のプロパティです。

  • .previousElementSibling

    指定した要素の親の子(兄弟)のリスト内で、すぐ前の要素を返します。もし、指定した要素がリスト内で最初の要素であればnullを返します。読み取り専用のプロパティです。

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ
機能 Chrome Firefox
(Gecko)
IE Opera Safari
基本 1.0 (1.7 or earlier)
モバイル
機能 Android Firefox
Mobile
IE
Mobile
Opera
Mobile
Safari
Mobile
基本 1.0 (1.7 or earlier)

[1] Webkit and Blink incorrectly doesn't make Node inherit from EventTarget.

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