.mousedown()

要素のmousedownイベントにbindします。また、mousedownイベントを実行します。

このメソッドは、1つ目と2つ目は.bind('mousedown', handler)への、3つ目は.trigger('mousedown')への ショートカットです。

mousedownはマウスが要素の上にある状態でマウスキーが押された際にイベントが通知されます。 ほとんどのHTMLがこのイベントを受け取る事が可能です。

.mousedown( handler(eventObject) ) 1.0追加

戻り値:jQuery

要素のmousedownイベントにbindします。また、mousedownイベントを実行します。

引数 説明
handler(eventObject) イベントが発生した際に、実行したい処理を関数として指定します。

.mousedown( [eventData], handler(eventObject) ) 1.4.3追加

戻り値:jQuery

要素のmousedownイベントにbindします。また、mousedownイベントを実行します。

引数 説明
[eventData] マップ値を指定することで、データをイベントハンドラーに渡すことが出来ます。
handler(eventObject) イベントが発生した際に、実行したい処理を関数として指定します。

.mousedown() 1.0追加

戻り値:jQuery

mousedownイベントを発生させます。

注意事項

どのマウスボタンがクリックしてもmousedownイベントは通知されます。 ブラウザによっては、この機能をサポートしていないものもありますが、jQueryは どのブラウザでも安全に使用できるように、このプロパティを標準化しています。 マウスの右ボタンは「1」、左ボタンは「2」、中央ボタンには「3」の値をそれぞれ割り当てます。

このイベントはドラッグの開始することを検知する際に有用です。 また見落としがちな事として、コンテキストメニューで使用しようとした際に、意図しない挙動を引き起こしてしまう可能性があります。 マウスの中央ボタンと右ボタンについても調べることができますが、これは信頼できるものではありません。 例えば、Opera,Safariでは、マウスの右ボタンをクリックしてもブラウザが初期設定の場合は検出されません。 この内容については、下記ページが参考になります。
JavaScript - 右クリックを判定する(Operaもいけた)

もしユーザが、「要素をクリック→ボタンを押しっぱなしでドラッグ状態で要素上から離れる→ボタンを離す」という一連の動作を行った場合、 mousedownイベントは発生したとみなされます。 ただし、ほとんどのユーザーインターフェースではこの動作はボタンクリックのキャンセルとしてみなされます。 mousedown判定は特殊なイベントであることを理解しておき、通常はclickイベントを使用することが推奨されています。

デモ

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<script src="http://code.jquery.com/jquery-latest.js"></script>
</head>
<body>
<p>この文字上で、マウスボタンの押したり離したりしてみてください。</p>
<script>
$("p").mouseup(function(){
  $(this).append('<span style="color:#F00;">Mouse up.</span>');
}).mousedown(function(){
  $(this).append('<span style="color:#00F;">Mouse down.</span>');
});
</script>
</body>
</html>

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