continue文は現在の繰り返し処理文、またはラベル付けされたループ処理文の実行を終了し、次の繰り返し処理の実行を続けます。

文法

continue [ label ];

label

文のラベルに関連付けれられる指定子を指定します。

break文とは対象的に、 continueは繰り返し処理全体の実行を終了することはしません。 その代わりに、

• whileの繰り返し処理では、 その条件文へ戻ります。
• forの繰り返し処理では、 更新の式(各繰り返しの最後に実行される式)へ移動します。

continue文は任意のラベルを含めることが可能で、 これは現在の繰り返しの代わりにラベル付けされた文の次の繰り返し処理へプログラム処理を移すことを可能にします。 このケースでは、continue文はこのラベル付けされた文の中に入れ子にされる必要があります。

例

whileでのcontinueの使用例

下記の例は、iが3の時に実行されるcontinue文を持つwhileの例になります。 そのため、nは1、3、7、12の値を取得します。

i = 0;
n = 0;
while (i < 5) {
   i++;
   if (i === 3) {
      continue;
   }
   n += i;
}

labelでのcontinueの使用例

下記の例では、checkiandjとラベル付けされた文が、checkjとラベル付された文を含んでいます。 continueに行き着いた場合、プログラムはcheckj文の先頭から処理を続行します。 continueに行き着く度に、その条件がfalseを返すまでcheckjを繰り返します。 falseが返されると、checkiandjの残りの文が実行されて完了します。

もし、continueにcheckiandjのラベルが指定されていた場合、 プログラムはcheckiandj文の先頭から処理を続行します。

ラベルを参照してください。

var i = 0,
    j = 8;

checkiandj: while (i < 4) {
   console.log("i: " + i);
   i += 1;

   checkj: while (j > 4) {
      console.log("j: "+ j);
      j -= 1;
      if ((j % 2) == 0)
         continue checkj;
      console.log(j + " is odd.");
   }
   console.log("i = " + i);
   console.log("j = " + j);
}

出力:

"i: 0"

// start checkj
"j: 8"
"7 is odd."
"j: 7"
"j: 6"
"5 is odd."
"j: 5"
// end checkj

"i = 1"
"j = 4"

"i: 1"
"i = 2"
"j = 4"

"i: 2"
"i = 3"
"j = 4"

"i: 3"
"i = 4"
"j = 4"

仕様

ブラウザ互換性

デスクトップ

機能	Chrome	Firefox (Gecko)	IE	Opera	Safari
基本	◯	◯	◯	◯	◯

モバイル

機能	Android	Chrome for Android	Firefox Mobile	IE Mobile	Opera Mobile	Safari Mobile
基本	◯	◯	◯	◯	◯	◯

関連項目

• break
• ラベル

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